ナース目線

【失敗しない】病棟看護師やめて無職になるときの手続きマップ

病棟看護師をやめて無職になる時の超具体的な手続きマップ
女性

疲れたから看護師をやめて無職になる

でも

退職後どんな事務手続きをしたらいいのかわからない

病棟勤務をそろそろやめたいと考えているけど、自分でやる手続きが何なのか分からないナースさんには役に立つ記事を書きます。

病院勤務中は保険や税金のことはぜんぶ病院がしてくれていたので、看護師に意外と多いのは【社会保険・税金わからないさん】

調べるのもめんどくさい、わからない、税金・社会保険・国民年金・・何なの??っていう気持ちになるもので、

わたしもドストライクの【社会保険・税金分からないさん】でした。10年病棟勤務してきっぱり病院をやめて1年間無職になったときの、退職後の手続きをやっていったときのまとめです。

過去の私のように、

【退職を決めたけど社会保険・税金わからないナースさん】向けに

退職を決めたその日から退職前・退職後のいつにどんな手続きをしなければいけないか超具体的にまとめました。

主に5つ

この記事で事務手続きの不安が少しでも解消されて、貴重な無職期間や次の仕事を探す期間を安心して過ごせるといいなって思っています。

病棟看護師をやめて無職になるときにやった手続き。

【失敗しない】看護師やめて無職になるときの手続きマップ 

やることはこの5つ

  • 健康保険
  • 国民年金
  • 失業保険(ハローワーク)
  • 所得税
  • 住民税
ラテ

これ聞いただけで、社会保険・税金アレルギーが出そうですが、少しづつ見ていってくださいね

退職前後にやることタイムライン

退職前

  • 退職まで1週間くらいになったら、医事課で離職票・雇用保険被保険者証の発行をお願いする。(失業保険対策)
  • 退職まで1週間くらいになったら、国税庁HPから【退職所得の受給に関する申告書】ダウンロードし記入して医事課提出(所得税対策)
  • 退職の2.3日前に保険証を医事課に返却

退職後

  1. 健康保険のこと(保険証対策)1~3のどれか
    1. 国民健康保険加入手続き
    2. 協会けんぽにTELし任意継続したいと言う
    3. 協会けんぽにTELし任意継続したいと言う
  2. 市役所で国民年金加入手続き
  3. 病院から離職票が届いたらハローワークに行って失業保険の手続き
  4. 住民税の納付書が届いたら納める
ラテ

各々の詳しくはここから書きますね。

【失敗しない】看護師やめて無職になるときの手続きマップ 

健康保険(保険証)のこと

この3つから選びます

  1. 国民健康保険
  2. これまでの保険の任意継続
  3. 家族の扶養に入る

退職すると退職日翌日からこれまで加入していた健康保険組合の資格がなくなり、手続をしないと『無保険』状態、要は病院を受診した時、保険適応できず自費診療になってしまいます。「任意継続」は病院勤務時代の健康保険を継続することです。

結論から。わたしは国民健康保険と任意継続、家族の扶養のどの保険料がお安くなりそうか、問い合わせをし、旦那さんの扶養に入りました。年度が変わる3月に保険料率や上限額が変更される場合があるのでこちら(全国協会けんぽ)で確認してみてください。保険料が具体的にわかります。

では3つのそれぞれについて。

1.国民健康保険のとき

この手続きが遅れてしまった場合は、さかのぼって国民健康保険料を納付しないといけなくなります。

  • 退職日までにお手元にある保険証を医事課(病院の事務)に返却する
  • 退職翌日~14日目までにお住いの市区町村(市役所など)に行って手続きをする

2.任意継続のとき

  • 退職までにお手持ちの保険証を病院の医事課に返却
  • 加入していた協会けんぽ支部へ自分で連絡し任意継続希望を伝える
  • 【任意継続被保険者資格取得申出書】をダウンロードまたは協会けんぽから取り寄せて記入
  • 協会けんぽに郵送する

退職後20日以内に「任意継続被保険者資格取得申出書」が提出される必要があるので、手続きは早く行ってください。

これまで会社が半分負担してくれていた分を含め、全額自己負担になりますが、保険料には上限があり、保険料は退職時の標準報酬月額によって決定されるので、制度の変更がない限り、2年間保険料は変わらないという制度です。

3.家族の扶養に入るとき

  • 退職までにお手持ちの保険証を病院の医事課に返却
  • 家族の勤務先に申し出る
  • 以降は家族の勤務先の指示に従って手続き

国民年金のこと

これまでの厚生年金加入は終了し国民年金のみ納めます。この手続きは退職後14日以内に市役所で。

もちもの

  • 退職日が分かる証明書(離職票)
  • 基礎年金番号(年金手帳や年金番号通知書など)
  • 身分証明(免許証・マイナカードなど)
  • 印鑑

後日、日本年金機構から納付書が送られてきて納めます。無職となり保険料の納付が難しい場合は免除制度や猶予制度があるので必要な場合は同時に役所で申告を。免除や猶予を受けると、免除期間は1/2に、猶予期間は年金額に反映されないことになるのでよくお話を聞いてみて決めるといいです。わたしは考えた末、納付しました。

失業保険のこと

これ逃したくない項目。こちらハローワーク関連

  • 退職前に病院に離職票・雇用保険被保険者証の発行をお願いする
  • 退職後、郵送で離職票が送られてくる(私の場合は病院に用事があったので病院で受けとりました)
    • 2週間たっても届かないときは病院に問い合わせてみてください
  • ハロワに行って求職の申し込み
    • 【持ち物】離職票・雇用保険被保険者証・マイナンバーがわかるもの・本人確認証(免許証・マイナカードなど)・証明写真(3×2.4㎝2枚)・振込先のため本人名義の通帳(郵貯可能)・印鑑
  • 雇用保険受給者初回説明会に参加
    • 開催日はハロワで教えてくれます。
    • 今後の流れの説明がされます
    • 持ち物は筆記用具と雇用保険受給資格者のしおり
  • 自己都合退職の場合は申請後3ヵ月+1週間後、つまり約10週間後から失業保険を受給できます。
    • 失業手当をもらうには、1か月に2回の求職活動の証明をハロワに提出
ラテ

ホッ。失業保険を無事受け取れた・・・♡

所得税のこと

退職金たのしみですよね

退職金にも所得税がかかります。一律20.42%も。3月の確定申告で少し取り戻す作業も必要。

ですが、

退職金の支払いを受けるまでに、病院に【退職所得の受給に関する申告書】を提出。

すると確定申告しなくても必要な額を控除された税率が天引きされた退職金が振り込まれます。

ラテ

わからなかったら、医事課できいて見てくださいね

住民税のこと(心の準備必要なやつ)

これ、高額で涙しました。

理由は、住民税は後払いで、前年1月~12月の所得で割り出した金額を翌年6月~翌々年5月にかけて納めるからです。夜勤を月5回していると収入もそこそこあったので、かなりの金額に。無職状態で捻出するのは涙しました。

住民税は特に手続きをしなくても、退職時の給与天引きと、納付書の郵送に対応するだけです。

ですが心とお金の準備は必要。

  • 1月~5月退職さん(3月末での退職が多いので、だいたいはこっちの人。)
    • 退職時の給料で残り5月までの住民税を一括天引き
    • 6月から翌年5月までの住民税は納付書が届き自分で納める
  • 6月~12月退職さん
    • 6月~翌年5月までの住民税納付書が届くので自分で納めます。
    • 一括または4回払い。

退職の意思を看護師長に報告するときに

わたしの場合は3月31日退職だったので、少し早めの11月ごろに上長に言いました。自分で言えない、もしくはココロがしんどくて職場に行けない場合は、退職代行っていう方法もあるみたいです。

やめたいと言い出せない女性も多く、そのようなナースに代わってこのような病院側に退職の連絡をするサービスが利用されているようです。

まとめ

退職を決めたその日から退職前・退職後のいつにどんな手続きをしなければいけないか超具体的に書いてきました。

主に5つ

1.健康保険

2.国民年金

3.失業保険(ハロワ)

4.所得税

5.住民税

ナースに多い【税金・社会保険わからないさん】にこの記事が役に立ったら嬉しいです。

ややこしいけど、一個一個、やりおえていきましょう。

退職したときの、こんな記事もあります→看護師をやめて他の仕事をした【体験談】 やってみてよかった

-ナース目線