こんにちわ、Tatsukopplyです。
看護師の仕事、ココロも体もどこまで続けられるか不安になるときがありますよね。
このまま続けられるのかな、他の仕事はどうだろう、ナースとして少し違った働き方はできないものか・・・そんな気持ちになることもよくあります。
この記事を読むと分かることは、
大丈夫、
看護だけが仕事じゃない
今の病院が全てじゃない
ということです。
この記事には
看護師をやめたいと思った理由
看護師をやめてやったこと
看護師以外の仕事をしたわたしの体験談
看護師をやめてほかの仕事をしたいと考えてもよい理由
仕事の探し方
について書いています。悩んでいる看護師の方々の参考になればうれしいです。
この記事を書いている私は
看護師歴17年
新卒後10年間は残業ありきの急性期総合病院で働きました。
その後、看護以外の仕事をし、結婚・出産後、現在は5・7・9歳の子育て中なのもあり、現在は小さな町の50床・2病棟の小さな病院で週5・16時までのパートナースに復職しています。
転職は私にとって、とても貴重な体験となりました。
看護師をやめて違う仕事をしたい、と思ったわけ
看護師10年目の頃、「主任」という役職についていました。
ターミナルの患者さんが多く、熱意はある病院・病棟だったのでやりがいは大きかったです。
しかし、こんな不安がありました。
✓「夜勤がつらい」
✓「日勤だけだと手取り20万円程度」
✓「終わりのない激務を終わりにしたい」
この頃の私は、夜勤月5回、日勤は連日20時まで残業、特に4月から6月までは新人さんは早く帰らせてあげ、残りの仕事のフォローをしていました。
「この生活いつまで続くの?」
とにかくエンドレス。
しらずしらずに蓄積したストレスは、喉の違和感・のどに梅干しがひっかかっているような感覚として気になるようになり、いくつか受診した結果、「咽頭異常感症(ヒステリー球)」と診断されました。
治療法は今思えば休息しかなかった。
漢方・心療内科のお薬・咽頭擦過療法など試みましたが、どれも効果はありませんでした。
そこで、おもいきって仕事をやめて数日たったころ、症状が気にならなくなっていました。
看護師をやめてやったこと
もう働くことのなさそうな分野の医療本を売却した
NICUで働いていたことがあり、たくさんの参考書・書籍をもっていたのでそれらを心機一転、売却しました。
医学書、医学専門書、看護・薬学などの教科書、専門書の買取サイトを利用すると通常の古本屋さんだと安値または値段がつかなかったような書籍が割と高く買取していただけましたので参考にこちらに貼り付けています
看護専門書を手放すときは
医学書、医学専門書、看護・薬学などの教科書、専門書の買取サイト
メディカルマイスター看護をやめて転職した職種
約半年の間、ゆっくり休み、旅行にも行って、かなりリフレッシュして失業保険の受給も終了してから転職しました。
~仕事選びの基準は~
- やったことのない仕事
- 看護と全く関係のない仕事
- 好きなこととつながる仕事
わたしは、転職サイトは利用せず、興味がある企業のHPから求人情報を調べ、直接応募しました。
なかなかの行動力だったと思います。
しかし、そんな気力が残っていない方は、有名なリクルートなど転職サイトもあるので、利用されるのも賢いやり方です。
ドーナツショップの店員さん
このブログのカテゴリーにもありますが、大のミスド好き30年
憧れのミスドでのお仕事を経験しました。
ドーナツつくりまでは到達できず販売をさせてもらいました。
書店の店員さん
本の品出し・キャッチフレーズのプレート作成などを担当しました。
ライティングは少しこの時に勉強しました。
旅館のお布団を敷く仕事
これは唯一、人と関わらない仕事で正直とっても気持ちがラクでした。
淡々とこなしていく作業は、これまで追われるように働いていた時と比べると癒しですらありました。
館内レストランのウェイトレス業務もしていました。
看護職以外の仕事をして得られたもの
✓自分の時間
✓金銭感覚
✓どんな職業もそれぞれ大変なんだということは分かった
✓どんな状況でも生きていけることが分かった
最後の『どんな状況でも生きていける』
看護だけではなく、どんな仕事もできます。
そしてそれにはこれまで看護師として頑張ってきたノウハウが生かされていることも感じました。
これまで看護師を頑張ってきた自分を褒めてあげましょう。
多職種に転職しても、これまでの経験は生かさるんだと分かりました。
自分の仕事のコスト感覚
時給で働くと、コスト感覚がつきました。
他職種の方々は、お金に対してシビアで、自分がいくらでどれだけ働いているのかというコスト感覚に長けていらっしゃる方が多かったです。
看護師は、ある程度の収入があるのでコスト感覚に無頓着なことも多く、私もそうでした。
パートで時間通りに帰れる
時間内しっかり働き、時間通りに退社し、好きなこともたっぷりする時間がありました。
こんな働き方もあったんだな、とこれまでの働き方を振り返り頑張ってきた自分を褒めてあげました。
看護師、時間通りに帰れないことが当たり前の状況だったので。
自分のココロとカラダを大切にしているって、感じました。
退職したら4つの事務手続きがあることを知り焦った
これまで会社(病院)に事務関係は全てお任せの「社会保険オンチ」傾向が強いのが看護師の特徴のひとつと言えますが、
事務手続きには苦戦しました。
国民健康保険への加入手続きをした
退職すると、退職日翌日から健康保険組合の資格がなくなってしまいます。
今の日本は「国民皆保険制度」で日本に住所があれば年齢や国籍に関係なく、健康保険に加入しないといけません。
そのため、健康保険に加入するための手続きを行いました。
社会保険のことは病院任せにしていたので、ゼロから調べて事務手続きを行っていきました。
退職翌日~14日目までにお住いの市区町村で手続きを行います。
無保険の状態で医療を受けるとすべて自費負担となりますし、手続きを行っていなかった場合は、あとからさかのぼって請求されることになってしまいます。
失業保険を受け取るための手続きをした
前職で雇用保険に加入していると、失業保険を受け取ることができます。
エリアのハローワークにて手続きを行いました。
自己都合での退職では、失業保険の受給は最短で退職後2か月7日後からとなります。
国民年金加入の手続きをした
退職すると、これまで会社と折半していた厚生年金加入者ではなくなり、国民年金への加入が義務付けられています。
市役所で手続きを行い、国民年金の支払いを開始しました。期限は、退職後14日以内でした。
住民税の支払いをした
役所から送付されてくる納付書どおり、退職年の残りの住民税を納めました。
住民税は、全前年の所得に応じた額を後払い方式で支払っていることもこの時に知り、高収入だった看護師時代の割合で翌年・翌々年も住民税を納めました。これはなかなか厳しかったです。
看護師をやめたあと、その年と翌年はお金がかかり、翌々年まで及ぶこともあるので準備しておくと安心。
✓国民健康保険への加入
✓国民年金加入
✓住民税の支払い
が必要です。
転職先の収入がどれくらいかにもよりますが、ある程度の資金の準備はしておくと安心です。
わたしは、しっかり調査していなかったので、納付書を受け取ってからココロの動揺が隠せませんでした(笑)
現在、看護職に戻って感じていること
こどもを持ったら、経済的には看護師に戻ってきた。
いま、16時までのパート時給1520円で循環器・総合内科の50床の病棟勤務をしています。
全国的に見て、このお給料は少し安いと感じますが、自宅から5分と近く、通勤時間を差し引いても、まあまあ納得しています。
看護と距離をとり、、リセットする時間があったからこそ、新しい気持ちで再開でき、転職してみてよかったです。
まとめ
今回の記事では、看護がしんどくなった私が看護以外の仕事を体験した話を書いてみました。
看護以外の仕事を経て、ライフワークバランスを重視し常勤でなくパート看護師の今は、余裕をもって働いています。
看護師資格のよいところは、どんな形であれ「復職できる」ことです。
そして、復職せず看護に戻らないとしても、それで大丈夫です。
看護師の仕事をやめたい・・・と思ったときは、一度立ち止まるいい機会です。
躊躇せず立ち止まり、自分のココロに素直に働くことを考えてみてください。
激務の看護師をこれまでやってきたあなたは、看護以外の仕事もできますし、今働いている病院以外にも、生活スタイルに合った勤務先はたくさんあります。
これが、この記事のタイトル:「看護師をやめてほかの仕事をしたいと思ってもいい理由」です。
そして一歩踏み出せたときは、
未知なる世界へ進むことができた自分を褒めてあげましょう
最後までこの記事を読んでくださってありがとうございました。